自動車部品を扱う塗装会社様から、以下のご相談がありました。
 ・田崎設備に設置してもらった局所排気装置(囲い式フード)の制御風速が低下している。(0.1m/s)
 ・作業中に粉じんが舞ってしまい、安心して作業できない状態になりつつある。
 ・社内でフィルターを確認しても改善せず、専門の業者に調査と修理を依頼しないと解決できないと判断し連絡した。
 お客様の工場では車の部品の塗装を行っており、塗料にカーボンが含まれていました。
 この作業環境では粉じんが発生しており、本来であれば装置が適切に粉じんを排気し、作業者の安全を守る必要があります。
 しかし制御風速が不足していたため作業者が粉じんを吸い込んでしまうリスクがあり、早急な対応が求められる状況でした。
実際に現地調査を行った結果、屋外吹き出し口に粉じんやゴミが付着して目詰まりを起こしていることが判明しました。
 目詰まりによりダクト内の静圧バランスが崩れ、制御風速が設計値より大きく低下する原因になっていたのです。
 局所排気装置は吸込み口のフード形状やダクト径、送風機の能力だけでなく、屋外側の排出口の状態にも大きく影響を受けるため定期的な点検が必要です。
今回は制御風速の安定化と、作業車が安心して作業できる環境づくりを念頭に置いて作業を行いました。
施工内容
・屋外吹き出し口の清掃・異物除去
 ・定期的な点検、メンテナンススケジュールの構築
まず、屋外吹き出し口の粉じん・ゴミを徹底的に除去しました。
 その後ダクト内部の簡易点検を実施し、送風機の動作確認を行いました。
 修理後は制御風速を設計値(0.79m/s)まで回復させることができました。
施工前・施工後のデータ
施工前:0.1m/s
 施工後:0.79m/s
施工風景写真
<屋外吹き出し口 改善前>
 
 
<屋外吹き出し口 改善後>
 
 
<完了後 風速確認>
 
 
施工後のお客様の声
お客様からは『すぐに対応していただき助かりました。吸い込みも改善されて、安心して作業が行えるようになりました。本当にありがとうございました。』とのお言葉をいただきました。
お困りの際はぜひ田崎設備へご相談ください!
今回のように局所排気装置の吸い込みが悪い、粉が舞ってしまう、どうしたらいいか分からない、などお悩みの際はぜひ田崎設備へご相談ください。
 経験豊富なスタッフが対応し、お客様の作業環境や動線を妨げないように設計・施工をさせていただきます。
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