🧊 空調設備でよくある「結露」ってなに?

結露(けつろ)とは、空気中の水分(湿気)が冷たいものに触れて水になってしまう現象のことです。
たとえば、夏に冷たい飲み物をコップに入れて置いておくとコップの外側が濡れてきますよね?
あれがまさに結露です。空気中の水分が冷えたコップの表面で冷やされて水に変わっているからです。

🏢 空調設備での結露ってどういうこと?

空調設備でも同じようなことが起きます。
冷たい空気を運ぶためのダクト(空気の通り道)や配管、エアコンの内部が冷えていると、そこに周囲の暖かくて湿った空気が触れて結露が発生します。

この水滴(結露)が、
•天井にしみを作ったり
•壁や床を濡らしたり
•カビの原因になったり

と、建物に悪影響を与えることがあります。

💡 なぜ空調で結露が起きるの?

簡単に言うと「周りの空気が冷たいものに触れると水になる」という性質のせいです。
特に夏場は室内の空気は冷たくても天井裏や壁の中の空気は蒸し暑いので、冷えた配管と外の空気の温度差で結露が発生しやすくなります。

結露は以下の2つの条件下で発生する可能性が高まります。

①温度差
湿度によりますが、空気やそれと触れ合う物・空気との温度差が5〜10℃ある場合。
例)真夏に冷たい水を入れたコップの外側に着く水滴

②空気の淀み
空気の流れが悪く、温度差がある所で空気が淀むことで温度差のあるものどうしが触れ合う時間が長くなる場合。
例)冬のカーテンを閉めた窓に翌朝水滴が付いている状態



①の場合は空調設備を見直すことや断熱材を施すことで結露防止に効果があります。
それが難しい場合は、②の淀みを風の流れを作って解消することで結露防止に効果があります。

結露でお悩みの際はぜひ田崎設備へご相談ください。