● Technology
資格取得の全面的なバックアップとサポート体制
田崎設備では研修・講習に特に力を入れています。入社から半年、半年から1年目、2年目、3年目とカリキュラムが組まれており、空調基礎とは何かが学べる空調基礎や実践、安全衛生教育、冷凍機や空調機についてなど基本的な内容からスタートします。
日立やダイキンなどのメーカーが開催する研修・講習も数多く組まれており、実際に現場で使用する空調機などの機器の仕組みについて学べるほか、コベルコやじんざい教習所のような技能講習に特化した教習所でガス溶接やフォークリフト、フルハーネス型墜落制止用器具などの基本的な講習を受けていただき技術を身に付けていただきます。
また冷凍空気調和機器施工管理技士や管工事施工管理技士といった国家資格に関しても積極的に取得をサポートする体制があります。より高度な内容の資格については一度の受験で確実に合格できるように就業時間内に日建学院などの専門学校に通っていただき、受講費用も会社で負担します。
指定資格には難易度に応じた資格手当を毎月支給しており社員のモチベーションアップに繋がるようにしています。
人間力の向上・自己成長を目的とした研修
技術面だけではなく人間力の向上・自己成長を目的とした研修も予定しております。新卒で入社する社員も中途で入社する社員も受講してもらう研修で、物事を肯定的・前向きに解釈する力、考え方を養う研修です。人材育成のコンサルティング会社が主催する研修に2泊3日で参加していただき、周囲への感謝を感じる心やコミュニケーション力を磨く方法を学んでいただきます。
弊社ではこうした研修・講習を通して技術力、人間力ともに成長する機会を多くご用意しております。
どれだけ技術が進んでも現状の生産環境の改善点や長所を見極め、改善案を提案し、仕事をまとめるのは人間です。求められる技術への対応力とともに人間力を育み、自身の成長を通して理想のキャリアプランに近付けるよう特に社員教育に力を入れています。
● Technology
技能五輪で「ワザ」を磨く
若い社員たちが冷凍空調の仕組みをしっかりと理解し、技術者として的確な判断と正確でスピーディーな施工ができるようになること、身につけた力を発揮しお客様と社会に貢献すること、最後まであきらめずにやりぬく力をつけることを目的として2017年とちぎ技能五輪全国大会に出場しました。
技能五輪とは
技能五輪全国大会は青年に対し技能者としての努力目標を与えることと、大会の開催地域の若者に優れた技能に触れる機会を提供することで技能の重要性・必要性をアピールし、技能尊重のムードを高め、モノづくりの基盤を強化することを目的としています。
各都道府県から選抜された23歳以下の若者(企業の従業員・高校生・大学生・専門学校生)たちが各職種で技能日本一を競います。
2018年に開催されたおきなわ技能五輪では42種目の競技種目で行われました。各職種の金メダル獲得者は奇数年に開催される技能五輪国際大会に参加する資格を与えられ技能世界一をめざします。2019年はロシアで行われます。
日本では1963年アイルランドで行われた国際大会に出場するため、技能五輪全国大会が初めて行われました。
弊社では若い社員たちが冷凍空調の仕組みをしっかりと理解し、技術者として的確な判断と正確でスピーディーな施工ができるようになること、身につけた力を発揮しお客様と社会に貢献すること、最後まであきらめずにやりぬく力をつけることを目的として2017年とちぎ技能五輪全国大会に出場しました。
参加した種目と内容詳細説明
弊社の参加職種は「冷凍空調技術」です。空気を快適な状態に保つことを「空調」・低い温度(0℃以下)に保つことを「冷凍」といいます。
家庭用のエアコン・冷蔵庫をはじめビルや工場・乗り物や宇宙ロケット、市場などの大型冷凍保管庫、博物館などの展示ケースなどさまざまな設備を安全かつ快適な設備にするため、縁の下の力持ちとして支える技術です。
「冷凍空調技術」は冷凍機の冷媒配管と制御配管を完成させ、パネル蒸発器の文字に着霜させる課題とサーモオフ時は装置内の冷媒をポンプダウンして圧縮機を停止させる課題に取り組みます。
弊社では、社内にある作業練習場で先輩社員が作成してくれたパネル蒸発器を使って(本番でも使用します)業務終了後に練習をしています。
業務の内容によっては練習ができない日もありますが、めざす目標に向かって少ない時間を有効に使って練習しています。
これまでは技能五輪を経験した先輩社員がいないため手探りで選手各々が試行錯誤を繰り返しながら練習していましたが、今年からは技能五輪を卒業した社員が教官となって一緒に五輪入賞を目指します。
一回目の時は、参加した先輩もおらず、なにをしたらいいのか右も左もわからなかったが、作業を時間内に終わらせる工夫や努力をして課題を時間内にやり遂げることができて大きな自信につながった。
二回目では、自己の成長を強く実感できたとともに自分の至らないところにも気づかされとても悔しい思いをした。
技能五輪に参加するまでは難しいことや初めて取り組むことに対して積極的になれず後ろ向きな気持ちがあったが、技能五輪の練習を通して色々な障壁とぶつかり、それを一つずつ乗り越えてきたことで今では何事にも逃げないでチャレンジできるようになった。
技能五輪では作業の正確さ・丁寧さ・速度・姿勢などを問われ良い学びになったので、実際の現場で生かしていきたい。
今回が初めてだったので、全体練習の時間が足りなかったこともあり緊張してしまった。
その上作業スペースの整理整頓ができておらず、落ち着いて作業に集中することができなかったため溶接がいつものようにできなかった。
次回は常に整理整頓を心がけ、どんな場面でも平常心で臨めるよう練習の数を重ねていきたい。目標は金メダルをとること。