空気清浄装置

有機溶剤等を使用した作業過程で発生する有害物質を含んだ空気を排出する前に、有害物質を除去する装置を空気清浄装置といいます。
局所排気装置を構成する一部ですが、人体に影響を及ぼさない安全な空気を再生、自然環境を守るためにも重要な設備です。
(参考:職場のあんぜんサイトHP『換気、空気清浄』)

空気清浄装置は、大まかには粉じんなどの粒子物質を取り除く乾式除じん装置と有毒ガスや蒸気を取り除く排ガス処理装置の湿式ガス処理装置の二つに分かれています。



除じん装置には粒子を取り除く方法が複数あります。
粒子自身の重さで落ちた物を集めるのが重力沈降式除じん装置です。空気の流れの中で粉じんを捕集するダクト位置などち密な計算が必要です。また大きな粉じんは火災や爆発の危険性もあるので、貯留した粉じんは迅速に処理することが必要となります。

除じん装置内で空気の流れる方向を変えると粒子はそのまま直進するという慣性の法則を利用して粉じんを集めるのが慣性力式除じん装置です。

遠心力を生かし空気を回転させることで粒子を壁面に当て分離させるのが遠心力式除じん装置(サイクロン)です。

粒子を補足するバグフィルターを使うのがろ過式除じん装置です。バグフィルターの能力により1ミクロン以下の粒子も補足、全体の補足率も100%に近いものがあり多用されています。

補足した粉じんは微粒子であり、処理作業にあたる労働者がじん肺障害を引き起こす可能性もあるので慎重な対応が望まれます。



粉じんを帯電させ、電極で吸着させるのが電気除じん装置です。
除くというより集めることから集じん装置とも呼ばれています。電源に数万ボルトに及ぶ高圧電流を使うことがあるので、電気そのものの安全管理が必要です。

湿式ガス処理装置は水や水に薬品等を加えた液体にガスを通して粉じんやミストを補足する方法です。粉じんとともに有害ガスを除去したり、酸性やアルカリ性を持ったガスを化学的に中和できます。洗浄式とも称されます。

乾式ガス処理装置ではガスを活性炭などを通して粉じんを吸着させる方式と可燃性のガスを燃焼して無害化する方式があります。