栃木県で食品包装業を営むお客様より、以下のご相談がありました。

・食品を粉体に加工・包装する工場で除湿器を使用している。
空気中に浮遊している微細な粉体を吸い込むと除湿器内で黒いゴミのような形状に固まり、フィルターを通過して吹出される可能性があると聞いた。
異物混入のリスクをできる限り抑える方法はないか。

このご相談に対して田崎設備では、チャンバーボックスを加工しフィルターを取り付けることで通常の除湿器よりも細かい排出物をキャッチできるように工夫し、ご提案しました。

課題解決のご提案

通常、除湿器は本体正面の吸込口からフィルターを通して外気を吸い込み、内部で温度や湿度を調整して上部の吹出口から排気します。
吸込口にフィルターはあるものの、食品工場などで空気中に舞う粉体等はフィルターの目を通過し熱交換器に付着します。

食品の粉体のためタンパク質や糖分が含まれており熱交換器に付着して酸化しますが、カビや虫の発生を引き起こすだけでなく、風に乗って吹き出し口から異物として排出してしまうことになります。
今回のご依頼も上記のような異物混入を避けるための方法はないか、というものでした。

吸込み・吹き出し両方にフィルターを装着した場合、フィルターの圧損で風量が約20%減少しますが、運転に支障はないためダブルフィルター方式を採用しました。

除湿器の選定条件である
①室内の容積(幅×奥行×高さ)
②室内の空調条件(求められる温度と湿度、熱負荷)
③換気回数(強制排気や給気の設備があるか否か)
を考慮して3馬力の除湿器を選定しました。

<従来の除湿器>




<今回ご提案した除湿器>


施工内容

・チャンバーボックス加工
・フィルター取付作業

※加工は弊社の加工室で衛生面に配慮しながら行いました。

施工風景写真

<加工前>


<チャンバーボックス(設置前)>












<フィルター、チャンバーボックス 取付後>






施工時に気を使った点、工夫した点

お客様から『移動させて使いたい』と追加のご要望があり、以下の加工を行いました。

①排水のドレン配管を塩ビに交換し、使用する際はバケツ等を配管の下に置いていただけばどこでもご利用いただけるようにしました。
②キャスターを取り付けたことで移動が容易になり、電源をコンセント差し込み式にして、どこでも使用できるようにしました。




本体前面のフィルターボックスはフィルターの交換が簡単にできるように、かつ薄型で邪魔にならないように設計しました。

施工後のお客様の声

『フィルターが吸込み側でけでなく、吹き出し口にも装着していただき異物混入の心配が減りました。
また、要望どおり稼働式にしていただいた事でいつでもどこでも使用する事ができて助かりました。』

とのお言葉をいただきました。