大阪府にある航空業のお客様から、温度管理が必要な油脂・塗料が増えたため塗料庫を温度管理したいとご依頼がありました。

お客様のご要望は以下の4点です。
①庫内温度は30℃以下に保ちたい
②庫内温度による制御
③庫内温度を常に表示してほしい
④消防署に提出する書類作成のサポート

田崎設備からの課題解決の提案

今回の施工では、塗料庫周辺に空調機を設置するスペースがないため塗料庫に隣接する建物に空調機を設置し、そこから塗料庫に空調された空気を供給するという方法をご提案しました。

ご依頼内容にあった「庫内温度の表示」に関しては塗料庫内に温度センサーを設置し、センサーの信号にて空調機を制御することで作業者の負担が減るように配慮しました。

また「庫内温度による制御」に関しては「デマンド制御」を選択しました。
デマンド制御とは間引き運転のことです。空調負荷がピークの時間帯に不要な空調機を止める、または出力を落とす(間引く)ことで省エネや節電を目的とした制御方式を指し、オフィスビル等の集中管理システムが導入されている建物に多くみられます。
今回は吹出温度制御でも吸込温度制御でもない、外部サーモによる庫内温度制御のためこの方式にしました。

加えて塗料庫内に強制排気設備がなく、庫内の危険雰囲気が空調機停止時に空調機まで逆流してしまうことを危惧し、逆流防止ダンパーを設置しました。

水害対策として、室内外機共に鉄骨架台にて500mmあげて設置しました。
各吹出口にて風量調節ができるようにしました。

施工内容

空調設備工事







ダクト施工工事







電気計装工事







施工後




室外機を設置した場所の勾配が大きいため、架台の足の部分に根巻を施しました。











施工前・施工後のデータを比較すると、塗料庫内吹出風量が9.2㎥/minとなり、換気回数5回分に相当する給気をしています。

工夫した点としては塗料庫内に吹出口を3カ所設置し風量調整ができるようにして、塗料庫内に均等に風が行きわたるようにしました。
また、室内の吹出口には防爆エリアのためアルミフレキを採用しました。

施工後のお客様の声

施工後、お客様からは「塗料庫の温度管理ができるようになり、保管できるようになりました。
消防署との事前協議から検査に至るまで対応していただき、大変心強かったです」
とのお言葉をいただきました。