お客様の悩み・課題
お客様から以下のご相談がありました。
・工場内に金型の窯があるため、工場内部の室温が上がってしまう。
・特に夏場になると室内温度が40℃前後になり、従業員が熱中症になってしまう。
・このような状況を我が社にマッチした空調設備の導入で改善してほしい。
田崎設備からの課題解決の提案・気を使った施工方法
現場調査の結果、工場内にある金型の窯だけではなく出来たばかりの金型の影響もあって工場内の室温が上昇しているという生産環境でした。
また、砂ぼこりによる粉塵が発生している状況だったため工場内に空調設備を設置するのは不適と判断しました。
そこで工場の外で風雨にさらされる心配のない通路部にエアコン室内機を設置し、ダクトを使って冷風を室内の作業エリアに吹き付ける局所空調方式をご提案しました。
また、通路をエアコンでふさぐことがないようにダクト接続を考慮した天埋め型エアコンを選び、お客様にご提案しました。
設計施工で気をつけたポイントは作業するスタッフの立ち位置や動き、粉塵の発生源の特定です。作業するスタッフの正面方向から冷風を吹きかけられるように、風量や風向きをスタッフ自らが調整できるようにしました。
またエアコンの風で粉塵をまき散らすことがないように調整を行いました。
ダクト内は冷風が流れるため全て保温工事を施しましたが、結露しやすい吹き出し口付近は特に配慮して施工を行いました。
空調機の風量、静圧を15％ほど余裕を見て機種選定したため吹き出し口を2カ所増設することができ、現場スタッフの方々にも喜んでいただけました。
施工後のお客様の声
今回の工事は工場内の一部だけの工事でしたが、ほかの従業員さんから自分の所も付けて欲しいと要望がありました。
生産環境が改善されたおかげで作業効率も上がり、体調不良を訴える社員さんが減りました。
来年度は他の作業エリアでも田崎設備さんに空調設計をお任せしたいと思います。
夏場に入ってからの急な依頼にもかかわらず、ご対応頂きありがとうございました。
場所・仕様・導入機種・台数
機種 日立パッケージエアコン 天埋型エアコン8馬力 1台
仕様 ダクト吹き8ヶ所（+2か所追加）合計10ヶ所
