星の杜中学校・高等学校(旧宇都宮海星女子学院中学校・高等学校)の大塚理事長様にインタビューさせていただきました!

今回は補助金を活用し高効率空調を導入させていただいた星の杜中学校・高等学校(旧宇都宮海星女子学院中学校・高等学校)の大塚雅一理事長にお話を伺いました。



Q. 今回、高効率空調を導入されたきっかけは?

A. 
わが校では生徒主体の学校づくりを進めています。

「生徒の生徒による生徒の為の学校」をキャッチフレーズに、自主的に考え、行動し、世界で活躍できる人々を育てるために教育改革を行っています。
その一環として教育環境の改善にも力を入れており、田崎設備さんから補助金を活用した高効率空調の導入をご提案いただいて今回工事をお願いしました。



Q. 大塚理事長が理事長に就任して最初に取り組まれたことはなんですか?

A.
まず『生徒の 生徒による 生徒のための学校』というキャッチフレーズを決めました。

理事長になるにあたってどういう学校にしたいかと考えた時に、ふとアメリカ合衆国大統領リンカーンの言葉『人民の 人民による 人民のための政治』が思い浮かんで『これだ!』と。

私の人生は順風満帆に思われることが多いのですが、振り返ってみると失敗したことが多かったなと。学生時代は先生とぶつかることも多く…。
自分が嫌だったことも含めて、どういう学校が本当の人間を育てる学校なのかと考えた時に『自ら考えて行動できる人間』、『言われたことをただやるのではなく、問題の提案と改善・解決ができる人間』がこれからの時代は必要とされるのだと考えました。
だから生徒たちにはキャッチフレーズの事も伝えてありますし、「自分の行く学校は自分たちで創ると思いなさい」「自分たちで創るのだからどんどんやりたい事を提案して下さい」と言っています。
そのやりたい事をやるためには生徒が気軽に話せる環境が必要です。そのため理事長室は常に生徒に開放していますし、お菓子やジュースも置いてあります。理事長室に生徒があふれ、入りきれないこともあります。
最近は生徒たちも変わってきていて、何か困った事はないかと聞くといろいろ話してくれますし、向こうからフレンドリーに話しかけてくれるようになりました。



Q. 理事長に就任した経緯を教えてください。

A.
実は私が理事長に就任したのは娘の一言がきっかけでした。

当時の海星学園は中等部の生徒受け入れを停止すると発表があって、高校2年だった娘と夕食を共にしている時に「お嬢様学校というブランドが活かせずに終わってしまうのはもったいないね」と話題に上がりました。娘には経営者としての良い面も悪い面も話すようにしているので、つい「経営があまり上手くなかったんだね」と言ってしまったところ、翌日娘がそのことを当時の教頭先生に話してしまったのです。
妻が謝罪に伺うと「ぜひご主人に会って相談させてほしい」と言われ、何度か話し合った末に色々ありましたが、最終的に私が理事長に就任することになりました。

その最後の一押しをしてくれたのも娘でした。最初は断ろうと思っていましたが、娘に「すぐにでも良い学校にして欲しい」と言われて『私しかやれる人間はいない』『これも天命なのだろうな』と思い直し、理事長に就任する決意が固まりました。

それからはメディアを使ってのPRなどやれる限りの事をやってきましたし、最初に多額の寄付をしてそれを学校再生のための資金として改革を行ってきました。
誹謗中傷も当然ありましたが、私はこれも天命だと思っています。
社員にも日頃から『命を大切にしなさい、命の使い方を考えなさい、天から授かった命なんだから天命があります、生き方を考えなさい』と言っています。
私の天命はこれだったのでしょう。学校を再建して次の理事長にバトンを渡せるように尽力していきます。



貴重なお話をありがとうございました。

■今回導入した空調について

今回の施工では静岡県環境資源脅威会が主催の補助金を活用し、高機能換気設備の導入と空調機の更新を行いました。


高機能換気設備とは換気システムの一種です。
第一種換気設備の一種ですが、室内の空気を排出して新しい空気を給気するという機能だけでなく、室内の温度を一定に保つ機能を持っています。


星の杜中学校・高等学校(旧宇都宮海星女子学院中学校・高等学校)では新型コロナウイルス感染症が流行したこともあり教室内にCO2センサーを取り付け、休み時間には窓を開けて換気をされていました。
しかし冬は暖房、夏は冷房を使っているため、換気の際にせっかく温度調整した空気が外に出てしまい外気が室内に入って室温が外気と同じ温度になっていました。
これでは空調機の効率が悪くなるだけでなく電気代もかさんでしまいます。


今回の補助金については元々古くなっていた空調機の入れ替え工事をご依頼いただいた際に、室内機16台、室外機4台と台数が多いため弊社から補助金のご紹介をさせていただいたのがきっかけでした。

高機能換気設備のメリット

高機能換気設備のメリットは以下の3点です。
①窓を開けなくても空気の入れ替えができる
②省エネかつ環境に優しい
③結露やカビを予防できる

①窓を開けなくても空気の入れ替えができる

窓を開けて換気をすると外の騒音やホコリ、虫なども入ってきます。「静かな空間」が必要な施設や学校、悪天候でも換気が必要な場所に適しています。

②省エネかつ環境に優しい

高機能換気設備は室温を保つための機能が備わっているため、エアコンを必要以上に稼働させる必要がなくなります。
室内ではエアコンが温度調整した空気が外に出ることがないので省エネや温暖化対策に繋がります。

また、給気と排気を行う際に熱交換を行い、冬は暖かい空気を室内に給気して冷たい空気を排出することができます。
エアコンが温度差のある外気を取り込み急激に稼働することを防ぐので、季節を問わずエアコンにかかる電気代の省エネ化に繋がります。

③結露やカビを予防できる

通常、一定期間換気をしないと臭いやほこりが部屋中に充満するだけでなく、室内の湿度が高くなることで結露やカビが発生し壁紙や建材などが痛む原因になります。
高機能換気設備を使用することで室内の空気を新鮮に保つことができるだけでなく、湿度やカビを防ぐことができます。

空調や省エネについてお悩みの方はぜひ田崎設備へ

田崎設備ではお客様の設備や施設に合わせた補助金のご提案をいたします。
空調や省エネについてお悩みの方はぜひ田崎設備へご相談ください。