お客様の要望と課題

以前から有機溶剤の匂いが工場内に充満している生産環境の中、さらにシルク印刷機が増設される予定なのでこの機会にクリーンな生産環境に改善したい。
排気ファンの影響なのかエアコンを増設したにもかかわらずあまり効かない。

田崎設備からの課題解決の提案・気を使った施工方法

現場調査した結果、次の課題が明確になった。

①既存印刷機に局所排気用フードが設置されていたが、有機溶剤の発生源(捕捉点)が明確になっておらず中途半端な状態で有機溶剤が漏れて工場内に広がる状態になっていた。
②局所排気装置用に設置されている排気ファンの静圧能力が不足しており計画通りの排気をしていない。
③工場内に排気用の有圧扇が設置されていたが給気取り入れ口は設置されておらず、給排気のバランスを著しく欠いていた。



局所排気については外付けフードではなく印刷機自体を囲い式フードとして密閉度を増すとともに、お客様の使い勝手が落ちないよう現場の意見を全面的に取り入れ改良を加える提案をした。
また給排気のアンバランスを解消するため、外気導入空調(オールフレッシュエアコン)によりアンバランスを解消しながら室温を整える提案した。



具体的には、印刷機をシートカーテンで囲うとともに内部に吸込み口を設置して有機溶剤が漏れない構造に変更した。
印刷機のメンテナンスがスムーズに行えるようにシートカーテンが自由に開けられる構造にした。
補充用の有機溶剤やウエスを保管する収納箱を新たに作りいつも排気されるようにした。
送風機は高い静圧が取れるシロッコファンを採用して排気量の低下を防いだ。



外気導入空調については、工場内の全排気量(局所排気も含む)を調査し機種選定をした。
導入コストを抑えるため、全排気量の80%程度の給気風量にするとともにプレフィルターと中性能フィルターを外気導入口に設置して異物混入を防ぐ措置を講じた。

施工後のお客様の声

『工場内の匂いがなくなっただけでなく外気導入空調のおかげで他のエアコンの効きも改善され、隙間風の侵入も気にならなくなりました。
局所排気装置として自信を持って労基署に申請することもできて満足しています。お世話になりました。』とのお言葉をいただきました。

導入機器・能力・台数

外気導入エアコン RP-AP670CHVFP 20馬力 風量100㎥/分 2台
送風機(排気用) 1.5KW  4台
送風機(排気用) 0.75KW 1台