神奈川県秦野市にある危険物製造所の空調施工事例

お客様の悩み・課題

燃料系の実験を行なう部屋の作業環境が長年夏は暑く冬は寒い環境下のため、何とか空調化をを達成するのがこの20年の悲願でした。
特に近年の気象環境の変化により夏場の室温上昇が大きく、熱中症ぎみになる社員も出始めています。
安心安全な作業環境の実現に力を貸してほしいと考えています。

設計条件・施工日時

室内が常に負圧になるようにすること。
吸込温度制御とし、対人用局所空調(スポット空調)とすること。
工事期間9日間。

田崎設備からの課題解決の提案・気を使った施工方法

①今回の作業エリアはガソリン等の燃料を扱う危険物製造所であり、1種危険場所として耐圧防爆が求められる場所でした。
現場を確認したところ保有空地を確保しながら設置できるスペースが外部になく、発想の転換を求められる状況でした。
空調したいエリアが耐圧防爆の電気設備が必須でしたが、隣接する作業エリア及び倉庫が非防爆エリアでしたので一部屋離れた倉庫に空調機を設置する方法を提案しました。



②一部屋離すことで保有空地の問題はクリアできることが消防署との事前協議で確認されたため、空調機により冷却(冬は暖房)された空気をダクトにより搬送し作業エリアに供給する空調方式を提案しました。
オールフレッシュ空調方式を採用しダクト貫通部に防火ダンパーを設置して安全性を確保しました。



③さらに消防署からの要望で室内を負圧にしてほしいとの話があったため、当初より設置されていた24時間排気ファンを更新し空調機の風量を上回るようにしました。
負圧のため室内には常に外気が侵入する生産環境となるためスポット空調のスタイルを取ることになりました。



④作業箇所を確認し、吹出口のフレキシブルな可動性を求め硬質フレキシブルダクトを採用しました。
硬質フレキ自体は可燃材でそのままでの使用が認められないため、不燃材であるエアロ断熱シートを硬質フレキに巻き付けることで不燃性とし消防署の認可をいただきました。



⑤空調された空気の搬送に採用したダクトは保温工事を施したがどうしてもロスが避けられないため、バイパスダクトを設け10~15%の冷却(加温)空気を空調機の戻し、吸い込む外気温度より15℃低い温度(冷房時)を供給することが可能になりました。

施工後のお客様の声

『長年の夢だった防爆エリアでの空調について消防署の認可を取ることができ、無事導入できることができました。これで夏も冬も怖くありません。
また、消防の指摘により一度はフレキシブルダクトを諦めましたが、エアロシート巻き付けでフレキシブルダクトを可能としてくれたことも現場での使い勝手も向上し大いに満足しています。』とのお言葉をいただきました。

導入機器・能力・台数

日立 オールフレッシュ式パッケージエアコン(10馬力相当)1台
昭和電機 安全増防爆型送風機 1.0kw 1台