電子部品の製造業のお客様より、以下のご相談がありました。
・生産機械を冷やす工程でチラー(冷却水循環装置)を使用している。
・まだ不具合等はでていないが、6~7年ほどメンテナンスをしていないので念のため見て欲しい。
弊社でメンテナンスを行ったところ、チラーの凝縮器に汚れが溜まっていて詰まりかけている状態だったため、洗浄のご提案をさせていただきました。
●チラー凝縮器の汚れについて
チラー凝縮器の汚れはスケール(水垢)、スライム(雑菌・藻類)などが主な原因です。
放熱不良による高圧異常停止や冷却能力低下に繋がるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
【汚れの種類と原因】
・スケール(水垢):水中のミネラル(カルシウム、シリカなど)が熱交換器チューブに結晶化し付着
・スライム(雑菌・藻類):冷却水中の雑菌や藻類が繁殖し、スライム上になって熱交換面を覆う
凝縮器で使用される冷却水および蒸発器で使用される冷水は、一般的に水道水、工業用水または地下水が使用されます。
冷却水および冷水は循環しながら使っているうちに水が濃縮しカルシウムやシリカなどが付着するので、その除去清掃が必要になります。
今回は冷却水に地下水を使用しており、鉄分を多く含んでいたと推測されます。
そのため水中の最近や藻類が繁殖し軟泥状のスライムが形成された際に赤茶色を帯びたと考えられます。
【放置した場合のリスク】
汚れを放置すると、以下のような深刻な問題を引き起こす可能性があります。
・冷却能力の低下:凝縮器の熱交換効率が悪くなり、冷却能力が不足します。
・高圧異常停止:熱交換がうまくできず、冷媒ガスの凝縮圧力が上昇し保護装置が作動してチラーが停止します。高圧カットとも呼ばれています。
・エネルギーロスの増大:効率低下により余分な電力を消費します。
・機器の損傷、寿命短縮:配管内部が腐食したり、詰まりが発生したりして最終的に効きの破損に繋がります。
凝縮器の汚れは放置すると高圧カットによる停止や寿命低下に繋がるため、早めの対応と適切なメンテナンスが重要です。
施工内容
水冷チラー洗浄
凝縮器の位置
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施工風景写真
<洗浄前>



<洗浄中>
<洗浄後>


施工後のお客様の声
お客様からは『丁寧に洗浄していただきありがとうございました。おかげで安心して使用することができます。今後も不安なことがあった時にはご相談させていただきます。』とのお言葉を頂きました。
機種:日立 水冷式チラーユニット RCF2000WVTC

