製造業のお客様から以下のご依頼がありました。
・塗装ブースに既存の局所排気装置はあるが、上手く排気できていないので一度見て欲しい。
現場調査を行うと水溶性の溶剤を扱う工程には既に他社が設置した局所排気装置があり、ダクト内部には塗料が10mm以上付着し屋上に設置された排気口も詰まっていました。
また、屋上ファンのパッキンは剥がれVベルトも伸びきっている状態でした。
風速も本来であれば0.4hPaなければならないところ0.2hPaしかなく、局所排気装置が機能していなかったためダクト内部の洗浄とパッキン・Vベルトの交換をご提案いたしました。
施工内容
・塗装ブースダクト洗浄
・パッキン交換、Vベルト交換
施工風景写真
<洗浄前の状況>
<洗浄前>
<洗浄後>
<洗浄前>
<洗浄後>
<洗浄前>
<洗浄後>
<洗浄前>
<洗浄後>
<交換後>
洗浄前・洗浄後のデータ
<洗浄前>
<洗浄後>
施工時に気を使った点、工夫した点
今回は工場の周囲にあまりスペースがなく洗浄場所が限られていました。
高圧洗浄機を使用する予定でしたが周囲に飛び散って汚してしまう可能性が高いため、ブラシ等を使用して付着していた溶剤を丁寧に剥がし水拭きで仕上げを行いました。
また、今回の局所排気装置には送風機が2台設置されていました。
通常時は片方だけを動かしているようですが、長年清掃をしていなかったので能力不足を補うために設置されたものと予想されます。
しかし2台同時に使用すると静圧が高くなりすぎてしまい水漏れの原因となってしまいます。
そこでお客様にも理由を説明し、片方の送風機を外して水漏れが起きないようにしました。
施工後のお客様の声
お客様からは『丁寧に清掃をしていただきありがとうございました。おかげで安心して塗装を行うことができます。』とのお言葉をいただきました。