包装・梱包業のお客様より業務用エアコン工事のご依頼

ヘイコーパック株式会社 代表取締役 鈴木健夫様

先代から受け継いだ「下請けに徹し、下請けを極める」を信念に、誠心誠意作業に対応。
たゆまぬ技術向上と従業員全体の努力で、親会社・顧客より高い信頼を得ています。
どんな「わがままな発想」も、田崎設備さんなら図面から形へ・・・実現が可能。
「まずは一緒に考えてくれる」のです。



栃木県芳賀郡芳賀町にあるヘイコーパック株式会社は、1963年創業。包装紙・紙袋などの紙製品製造加工工場です。
半世紀にわたり事業を拡大してきたヘイコーパック株式会社ですが、長い歴史の中には、工場内が荒れた時期もありました。



その中で鈴木社長が出した答えは「清掃」。
1994年に自らが率先して始めた水回りの清掃が、今では全社員による徹底清掃の社風へと確立しました。
そして、清掃から始まった会社改善は思わぬ波紋を広げ”分別廃棄・社内の整理整頓・社員の挨拶”に至るまで徐々に浸透していったそうです。

「直っていく―。」

社員の意識が変わり、ぎすぎすしたものが穏やかになってきたと、鈴木社長は感じたそうです。職場環境は劇的に変化を遂げ、現在では栃木をリードするモデル工場にまで成長しました。
近年は、某大手企業より社員研修も受け入れており、清掃を通じた人間性の向上を説いています。





–雇用のありかたをお聞かせ下さい。–

雇用問題にも積極的に取り組み、障害者雇用率は県内トップクラスの23%。
ニートの工場見学や高齢者の雇用にも積極的に取り組んでいきたいと、鈴木社長は語ります。
働きたいと言う意思や仕事への積極性は、障害者の方のほうが強く感じます。そう言う”思い”と接することで、私達も優しくなれる。
そんな”共に成長する会社”を築いていきたいのです。



雇用が充実する一方、経営の向上・品質・会社改善の両立が難しいと見えますが。という問いに。
会社の良し悪しの判断基準は難しく、基準の違いに葛藤はあります。ですが、会社の発展を数字で表すなら、社員の幸福度は比例しなくてはいけないと考えます。
人間味のある会社であり続ける事。それが私の希望です―。



–工場の拡大と設備について–
6年ほど前から新工場の構想があり、1500坪程の敷地に当初より大きな規模の工場を新設。工場の稼働性向上のため、田崎設備さんに「給排気・空調」の改善をお願いしました。湿度に敏感な紙製品の空調と印刷時の廃棄ダスト・高熱を、いかに効率的に排気・循環・リサイクルできるかがポイントでした。

発想はいくらでも思いつくのです。でもどうやったら実現できるのか?誰が叶えてくれるのか?
鈴木社長は「なかなか解ってもらえる方が居ない」と笑いながら語りました。
そんなユーモアのある発想に、田崎社長は「新たなニーズです。実現出来たら楽しい!」と賛同してくれたのです。
意図を汲み取ってもらえた事に、まず嬉しさを感じました。




話し合いを重ねるうち、専門分野からみた実現可能なものと不可能なもの。なぜ不可能なのかも細かく説明いただき、一つ一つの言葉が信頼できると確信したんです。

新工場の増設にあたり、建築に携わった設備会社では実現不可と言われた給排気設備を、田崎設備さんに相談をしました。
湿度が必要な紙もあれば嫌う紙もあります。それだけでも、工場を変えて設備を整えなくてはなりません。加えて印刷時に出る廃棄ダストや高熱。紙製品を扱う環境は、本当に繊細な環境が必要なんです。

鈴木社長の提案を元に、水蒸気化熱冷房を導入。その結果、設立当初に導入したエアコンの稼働台数を減らしても、この設備1台で空調が保たれています。環境面でもコスト面でも実現を果たしました。

また、印刷時に発生する高熱に乾燥機を併設。熱のリサイクルと言うアイディアにも対応して下さいました。



—お客様から見た田崎設備とは?—

田崎さんには「明日やって。」「やっぱり先に延ばして。」など、色々なわがままを聞いてもらいましたね。
仕事の大小にかかわらず、有り余る程の作業の丁寧さに驚かされました。
窓の開閉一つにしても、「今大丈夫ですか?」とお声をかけて頂き、本当に優しい作業をする会社なんだなと感心しました。









ヘイコーパック株式会社様への導入データ

納入機種空調機 16馬力 1台
空調機 10馬力 15台
乾燥装置 1台
気化空調メガクール 1台
給排気設備 多数
ポイント工場内の生産レイアウトの変化に対応できるように、空調機はできるだけシンプルな機種で構成するようにしています。
お客様の印刷機によって、熱を発生する印刷機や、粉じんが出る機器、印刷工程において高温の空気の供給が必要な印刷機など、多様性を考慮した給排気設備の施工を心掛けています。

ヘイコーパック株式会社様 会社概要

会社名ヘイコーパック株式会社
代表取締役鈴木健夫
芳賀工場芳賀郡芳賀町祖母井1702-1
TEL:028-677-0214
FAX:028-677-3628
市貝工場芳賀郡市貝町大字上根1241-1
TEL:0285-81-3761
FAX:0285-81-3762
創 立昭和55年4月
資本金8,000万円
従業員数150名(芳賀工場:90名、市貝工場:60名)
業務内容紙製品製造加工